みなさん前日のマルチピッチクライミング、Cascades Blues(D+, Max 6a, 250m, L8)の疲れが残っているのか。今朝は8時過ぎからの朝食タイム。いつもと変わらず、紅茶、パン、人参、トマト、アプリコットというメニューです。のんびりとした朝を過ごしたあと、午前中はブリアンソン近郊の渓谷エリア Le Rif d'Oriol へ向かいました。
真夏でも涼しい、小さな渓谷の岩場 Le Rif d'Oriol
Le Rif d'Oriol は、切り立った岩壁に囲まれた小さな渓谷のクライミングエリアです。真夏でも谷には涼しい空気が流れ、両側から迫る岩肌に独特の模様が入り、谷底を風が通り抜けていく感覚は、これまで登ってきたブリアンソン周辺のどのエリアとも違う雰囲気でした。訪れた日は水位がほとんどありませんでしたが、大雨の後はどれくらい水位が上がるのか気になるところです。
Le Rif d'Oriol はどんなエリア?
Le Rif d'Oriol は大きく3つのエリアから成り、メインは北壁の Le Canyon Rive Gauche。駐車場から近く、比較的易しいルートが多いこともあり、小さなお子さん連れの家族も楽しんでいました。峡谷ならではの涼しさもあって、家族連れにはちょうど良い環境なのだと思います。
- 最大高さ:35m
- Le Canyon Rive Gauche:31ルート
- Le Canyon Rive Droite:10ルート
ボルトとボルトの間隔が短く、長いルートではクイックドローが15本(終了点用の2本を含む)必要でした。
登ったルートの記録
- Testo (5b+) FL
ウォームアップ。涼しい谷の空気のおかげか、体が普段よりすっと動いてくれました。 - Ici l'ombre (6a+) FL
写真右側のお姉さんが登っていたルート。長さがあり、とても気持ちの良いルートでした。上部にはやや脆い岩もあるため注意は必要ですが、ラインも美しく、このエリアを訪れたらぜひ登ってみてほしい一本です。 - super levure (7a) RP
今回のクライミング&キャンプツアー、そしてこのブリアンソン遠征全体を通しての目標グレードが、この7aでした。今回の遠征で、どうしても一本は7aを登って帰りたい。そんな目標を胸に、このルートへ取り付きました。
1便目:下部のボルダリングパートでテンション。上部は落ち着いてホールドを探せば問題ありませんでした。「今日はいけるかもしれない」という手応えは感じつつも、まだ確信は持てません。
2便目:登れるかと思いましたが、3ボルト目でテンション。ムーブを細かく確認しながら降ります。この時点で、少し焦りも出てきました。
3便目:苦手だった下部のボルダリングパートも、予定通りのムーブを正確にこなし問題なくクリア。上部も休みながらホールドを探し、適切にムーブを組み立てられて、ついにブリアンソンエリアで初めて7aを登ることができました。思わず笑みがこぼれました。
目標達成、そして遠征はまだ続く
この一本で、今回のクライミングツアー最大の目標だった7a完登を達成。肩の力がふっと抜け、「これで思い残すことはなくなった」と言いたくなるくらい、満足感の大きい一本でした。道中の Baume-les-Dames での敗退ルート、La Balme-de-Sillingy でのリベンジ未遂、そして昨日の初マルチピッチ。色々あった今回の遠征でしたが、この一本が登れたことで、ひとまず大きな目標は果たせた気持ちになりました。
とはいえ、ブリアンソンでのクライミングはまだあとこの日の午後と明日の午前中の2回残っています。目標を達成したことで、むしろ気持ちが軽くなりました。グレードへのこだわりから少し解放されて、残りの日々は素直にルートや景色を楽しめそうな、そんな予感がしています。
活動内容(Le Rif d'Oriol)
- Testo (5b+) FL
- Ici l'ombre (6a+) FL
- super levure (7a) RP
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